ヒット商品のマーケティングと聞くと皆さん何を思い浮かべるだろう。
最近であればiPhoneやNintendo Switchなどであろうか、しかし当然ヒット商品と呼べるものは、それよりはるか前から存在している。
冷蔵庫、エアコンなど、「今まで存在していなかった」商品の誕生によるヒットである。
昨今のヒット商品はどうだろうか。まったく存在していなかったかというと、決してそうではないように感じる。
だが同じようなジャンルの商品は他にも存在していて、その中で突出した売り上げを叩き出すのには、やはり単純なバージョンアップ品ではダメなのだ、ゲーム機であれスマートフォンであれ「今までになかった」という要素が必要なのである。
はっきり言ってしまえば、我々はそう細かな違いなど、そもそも分からないのだ。
一流芸能人がものの良し悪しを見極めらなす、滑稽な姿を晒すテレビ番組ではないが、「分かる人には分かる」というのは、結局ほとんどの人にはわからないということでもある。
ヒットを狙うということは結局、「分からない人にも分かる物」を売ることなのだろう。